11月の誕生日を迎える日に遺言書を毎年ごとに書こうと思います

遺言書を書く

 

11月は、私の誕生月です。

これから毎年、11月の誕生日に 遺言書 を書こうと思っています。

 

《じぶん整理》
遺言書を書く 
11月の誕生日を迎える日に遺言書を毎年ごとに書こうと思います

■遺言書のイメージ

「遺言書を書く」と聞いて、どのようなイメージを持たれるでしょうか。

 

先日健康診断を受けて、全く問題なし。

頭痛と右耳が聞こえなくなったので、MRIを受けて聴力検査をしましたが、担当医師からは「20代の聴力」と言われて笑われました (‘ω’)ノ

 

遺言書って、これから死ぬ人が、残された家族に宛てて書くものですよね。

生前整理 とか 終活 とかで取り上げられるワードです。

 

私が 遺言書 を書くことは、家族(娘と息子以外=主人)には内緒です。

 

「縁起でもない!」
「どうしてそんなこと(遺言書を書く)を言うのか!」
「そんなこと(遺言書=死)を言うな!」

 

こう言われて、私が遺言書を書き残すことを邪魔されてしまうから。

 

■なりたい私のために 遺言書 を書く

遺言書 を書こうと思ったのは、いま私に何か(死)があった場合、子ども達が困る事になる、と思ったからです。

自分の死を意識してのことです。

 

今年の初めに 遺言書を書くことを決めてから、11ヶ月が経ったいま、私が 遺言書 を書く ことは、万が一の死 のためではなくじぶんを整理をして、じぶんのコトを物質的にも精神的にももっと知るコト が不可欠なことを思い知らされました。

遺言書を書く という事が、 じぶん整理 がなかなか進まない私に、具体的な解決方法を与えてくれるコトになりました。

 

■遺言書を書くにあたり “じぶん整理” が必要!

遺言書には、ささやかな私の財産について書かなければなりません。

特に、母の相続が解決していないいま、母のモノと私のモノを合わせて書き記さなければなりません。

 

母恋しさと、家族の争いに苦しんでいる場合ではなくて、具体的な把握をして、無駄なモノは処分していかないと、何が何だか、分からないことになっている・・・

 

いままで何度か引越しをして、その時に便利なようにと、最寄りの金融機関で作った口座や、子どもの学校や習い事の授業料の支払いのためだけに作った口座もいくつかあります。

それらをまとめ、不要なモノは積極的に処分することが必要です。

 

 

そして、持ち物についてもしかりです。

私は、何をどれだけもっているの? それをどうして欲しい?

 

 

ボケボケしているヒマはありません。

早々にこれらをスッキリきれいに片付けなくては!

 

物質的なことばかりではありません。

遺言書に何を書くのか。

それは、間違いなく私から子どもたちへの最後のメッセージになります。

 

私はどうしたいと思っているのか。

私の 心の整理 も必要です。

 

■母の遺言書

私の母は、亡くなる2日前に病室で遺言書を書きました。

突然、じぶんで書く、と始まったので、何も準備をしていない私は、ナースセンターでコピー用紙を2枚もらい、持っていたボールペンを母に渡しました。

 

遺言書

遺言者の財産全てを 
二女○○に相続させる

令和〇年 〇月〇日 
母の名前

 

母は以前に遺言書を書いたことがありました。

法的に何が有効で、何が無効なのか、調べて知っていたようです。

 

私は二女です。

難しいことは、長女と長男がすれば良いだけのことでした。

 

なんの因果か(タメ息)と思いますが、母と約束した母の周りの始末と、私が生きている限りは、出来るだけ母が守りたかった願いを叶えてあげたいと思っています。

 

■名指しで書かれたものの、良く分からない遺言書

母は財産全てを私に、という遺言書を書きましたが、それでも “自分の分け前をよこせ”と主張し、それを請求する権利があります。

 

*!ちょっと愚痴:何もしないのにラクでいいな。
*?本当は私はその “ラク” な立場でしたね?あらら。

 

その請求は、宣言するだけで成立しますが、請求されたこちらは、弁護士をお願いして対処してもらう必要があります。

特に、母の財産が全く分からなかったので、私は早々に弁護士さんをお願いしました。

(弁護士代は相当かかります・・・ま、しかたないです)

 

専門的な手続きは弁護士さんにお願いすれば良いのですが、やっぱり分からないことばかり。

そもそも単語が分からない・・・

遺言書 について調べるために、図書館へ行って、分かりやすい本を借りれるだけ借りてきました。

 

 

それでも、根本の法律が良く分からない・・・

弁護士さんに相談したら、この六法を紹介されたので、さっそく購入!

 

 

ここら辺でしょうか?

 

■遺言書の種類

遺言書には3つの種類があります。

 

自筆証書遺言

遺言者自身が遺言書を作成する形式

 

今回、私の母が書いた遺言書の形式です。

これは、個人で書いて、個人で保管するので、今回の私がされたように、家族が遺言書の無効を訴える裁判をおこされる場合があります。

また、不足があった場合は、せっかく書いたのに無効になるとか、保管中の紛失、廃棄、隠匿、改ざんなど、その他の理由で、無効になる危険性もあります。

 

公正証書遺言

公証人に遺言書の筆跡の保管を依頼する形式

 

母は、母の知り合いの弁護士に依頼して、この形式で遺言書を作成する予定でした。

ところが、公証人をお願いするのに2ヶ月待つ、と言われてしまいました。

残念ながら、入院しながらもまだまだ大丈夫、と思っていた母の余命は、この2ヶ月では間に合わないことが分かりました。

さらに、弁護士さんのご都合が全く合わず、遺言書の書き方を知っていた母が、じぶんで書く、と言い出したわけです。

 

公証人は、住まいの管轄地域の公証人役場へ依頼し、2人の公証人立ち合いで遺言書を作成し、その保管もお願いできるので、それなりの金額はかかりますが、通常はこの方法で遺言書を書かれるほうが安心です。

 

秘密証書遺言

公証人に遺言書の存在証明だけを依頼する形式

 

“公正証書遺言” は、公証人の目の前で遺言者が書きます。

なので、内容も見られているわけです。

この 秘密証書遺言 は、その内容を誰にも見せずに、遺言書の有効性を公証人に認めさせ、保管させる、というものです。

 

マイケル・ジャクソンはこの方式で遺言を書いたとか・・・

彼らのような有名人でお金のかる方々は、遺言書を書いた時点で、あれこれ推測をされて苦労をするんでしょうね。

「”秘密証書遺言” にしたから、誰にも秘密をばらせないんだよ」と言えてしまえたほうが、ラクですもんね。

 

■相続の法律が改正

平成30年7月に、相続法が大きく改正されました。

 

▲配偶者居住権
◎自筆証書遺言に添付する財産目録の作成がパソコンで可能
◎法務局で自筆証書遺言の保管が可能
▲介護や看病に貢献した親族 “嫁” にも金銭要求が可能

 

今回、私に大きく影響するのは、◎の2つです。

◎1: 以前は、遺言書として残す全てを、手書きする事が必須でした。

母は、じぶんがサインをするだけで良い状態にして欲しい、と当初言っていたとおり、文字を書く元気が無かったので、有効になる最短の言葉を選んだわけですが、本来は、何がいくらどこにある、を書かないと、私のように弁護士さんにお願いしなければならなくなるわけです。

(サインするだけ、と言っていた母ですが、途中で「書き間違えたから書き直す」が始まって。私はたとえそれが有効にならなくてもいいや、くらいな気持ちだったのですが「なんだ、すっかり書く気満々じゃない」でしたwww)

 

◎2: 書いた遺言書を法務局で保管してくれることが可能になりました。

自宅保管は、紛失、廃棄、隠匿、改ざん(・・・)などの危険がありますが、法務局で預かってもらえるなら安心ですね。

自筆証書遺言書の保管を法務局に申請する場合、1件につき、手数料3900円(令和2年7月10日)とのことです。手数料は申請時にかかるだけで、その後の保管料などはかかりません。

 

▲の2つは、私には関係ないですが、この改正によって 妻や嫁 の立場が守られることになりました。本当に良かったと思います。苦労が報われる形です。

 

■自筆証書遺言書の作成に必要な条件は?

私が書く遺言書の形式は、自筆証書遺言書です。

大それた財産を持っているわけではないので、私の意向が家族に伝われば良い、というレベルです。

 

自筆証書遺言書に決まった書式はありません。

ですが、これだけは守らないと無効になる、というポイントがあります。

遺言状

遺言者○○は、この遺言書によって、長女○○長男○○、に対して次の通りに遺言する。

1. —————–
2. —————–
3. —————–

令和2年 11月 〇日
私の名前 実印

の部分は忘れずに記入、そして最後に実印 

1、2、の財産目録は、パソコンで制作も可能ですが、出力した用紙の1枚1枚に署名押印が必要です。

または、財産目録を作らなくても、通帳のコピーを印刷したものに、署名押印でも大丈夫です。

 

“財産目録” を作成するには、財産の把握が必要

金融関係の整理ですね。

まずは、これが絶対必要。

そして、それを どれだけ、誰にという分配です。

 

お金以外の分けられない不動産などの扱い

私の場合、実家の不動産があります。

私が生きている限りは母の願いなので維持するつもりですが、子ども達には、せっせと売却をして二人で分けるように言い残します。

もしも私自身で寿命が分かったら、生きているうちに売却です。

分けられないものを残しても、扱いが面倒だからです。

 

法務省や弁護士に確認

法律的に気を使わなければならないのは、こんなところです。

とくに、私のようにささやかな財産で、いざとなっても、子どもたち2人が仲良く分ければ良いだけのことなので、たいした問題ではありません。

 

ですが、せっかく書く遺言書です。

法律的に有効であるために、法務省のサイト や、弁護士さんに相談することをおススメします。

弁護士は、雇わずに相談することだけも充分に可能です。

いくつもの弁護士事務所へ行って、相性の良い弁護士さんを探すと良いです。

簡単な相談ならば、役所などの無料相談などもあるかと思います。

 

裁判所で検認が必要

母が亡くなったあと、自筆証書遺言書が存在することを裁判所に提出し『検認』ということをしてもらう必要があります。

これは「法廷相続人の人!遺言書がありましたよ」というお知らせと共に、遺言書の存在を知らしめるためのもの。

これによって、遺言書の有効性を証明する わけではないです。

 

私は、私の弁護士さんに手続きをしてもらい、弁護士さんと一緒に裁判所に行きました。

私は『検認』を依頼する立場なので出席は必須。

私以外の姉弟は、出席は自由です。後ほど、遺言書はこれです、というお知らせが届くだけです。

 

「その遺言書は無効だ!」とか「遺留分減殺請求(遺言書に名前は無いけど法律としてもらえる分け前をよこせ)」は、別な形で発生します。

 

 

■家族のために書き記しておきたいこと

モノの処分についても書き印しておく

嫌でも残る私のモノの扱いについても書き残しておきます。

「全部捨てていいよ」の一言ですが、その言葉があれば、まとめて捨てるだけで良いので、子どもたちにとっては気がラクなはずです。

それが私の希望なのですから「ママは本当はどうして欲しいのだろう?」などと悩む必要がなくなります。

 

私のことを知らせて欲しい人たちについて

おそらく、主人も子どもたちも、私の友人関係を把握していません。

いたしかたないことですが、それでも伝えて欲しい人、いままで見てくれた人へちゃんと閉じて欲しいサイトなど、いくつかお願いしておかなければなりません。

 

実は、ここでも 友人の整理をすることになります。

スマホの登録状況などの確認です。知らせて欲しい人と、そうでない人。

 

いいままでは「まあ、消さなくてもいいか」で残したままになっていましたが、子どもたちには、私の気持ちは伝わりませんからね。

そこの人間関係も、しっかりとキレイにしておく必要があります。

 

忘れてはいけないPCとスマホの暗唱番号

見られたくないなら、暗証番号は秘密のままでいいと思います。

私はどうかな・・・

必要なことだけを書き残せば、スマホなどは解除できないままで良いような気がします。

 

母のスマホをあとから見なければならないことになって(裁判をする必要上・・・)あまり良い気分ではなかったです。

そんな思いを子どもたちにはさせたくないですしね。

 

私の行き先

私は葬儀は不要です。墓は入りたい場所と、投げて欲しい場所があります。(詳細は割愛)

 

通常ならば、地元の斎場で○○家として大きな葬儀をあげ、田舎からわざわざお坊さんに来ていただき、通夜と葬儀をあげます。

そして、主人の田舎の大きなお墓に、ザラザラと骨を入れられます。

 

これとは違った希望があるため、書き記さなければなりません・・・

 

まあ、私はいませんから、私の願い通りにしてもらえるのか、冗談ではない、と却下されるのかは分かりませんけど。

 

伝えなければ伝わらない。ですから。

 

■遺言書はラブレターのように書け

これは、誰かの言葉です。

実務的な内容はそこそこに、家族へ伝えたいコトがあるので、遺言書を買い残したいという気持ちが強いかもしれません。

子どもたちへの愛情は、言葉を尽くしたとしても伝えきれませんし、あえて言葉にする必要もないのかもしれません。

 

でも、せめて

《私のやりたい100のこと》
100. 自分の最期の言葉として「ありがとう」を言う

この100番目が、私の口で言えなかったとしても、文字で伝えられれば、と思います。

 

■遺言書は 死ぬための準備ではなく、じぶん整理のためのツール

遺言書を書くにあたり、必要なことまとめ

 

  • お金の整理をする
  • 持ち物を減らす
  • 残ったモノの処分方法を決める
  • 私のコトを知らせて欲しい人
  • 私の行き先
  • 子ども達に伝えたいコト

 

言葉で書くと簡単ですが、結構たいへんです。

でも、これをやったら、そうとう物質的にも、精神的にもスッキリするはず。

 

そういえば、遺言書を書き終わった母は、まるで憑きモノが取れたかのように、スッキリとして見えました。

なぜスッキリしたように見えたのか。

 

それは、何を隠そう、

モヤモヤと考えていた自分の財産の行き先が
遺言書を書くことで行き先が決まり
整理されたから

整理収納のセオリーと同じです。

 

■毎年、11月の誕生日に遺言書を書く意味

それは、毎年毎年、同じ私ではないからです。

その時によって状況は刻々と変わっているはず。

 

でも、いつでもブレずに持っているべきは、じぶんらしくあるコト

これを貫いていると、誰かのせいに出来なくなってきます。そうすると、誰かを恨んだり、ガッカリすることも無くなってくる。

じぶんを楽しくするのも、つまらなくするのも、じぶんである、ということが良く分かってきます。

 

\ じぶんのご機嫌はじぶんで取る /

 

今年の私はこんな感じですが、来年の私はどんなでしょう?

今よりも明日のじぶんは、少しは成長しているはずだから。

そんなじぶんの変化を楽しむためにも、毎年じぶんが生まれた誕生日に、あらためて新しいじぶんでいられるように、遺言書をじぶん整理のツール として活用してみよう と思っています。

 

■おわり

最後に、、、

主人のことが書かれていないことに???と思われた方へ。

 

主人は私よりも早く死にます www

 

ああ、⚠危険な言い方!

言い直し。

 

私は主人よりも1日でも長生きをします。それが彼に対しての私の感謝を込めた愛情です。

扱いにくい私のことを全部知っていて、黙って自由にさせてくれる主人に、私の葬儀はさせたくないです。かわいそうだから。だから、主人よりも先に死ぬわけにはいかないと思っています。

主人が亡くなった翌日に私も召されれば、子どもたちは一気に用事が済んでラクかもね。

 

・・・まだまだ私には修行が必要なようです・・・

 

 

日々、辛い事も悲しいことも起きますし、思い出します。

でも、私たちは今を生きていて、未来に向かっている。

 

だからこそ、じぶんのご機嫌をとって、私がご機嫌でいることで、周りもご機嫌になるように。

そして、いつまでも なりたいじぶん目指して進む私の姿を、子どもたちに見せることにして、余計なお金は残さないように使い果たそうと思っています(ああ!またやった!この言葉!)

 

じぶんらしい暮らし
じぶんらしい生き方
なりたいじぶんになる

 

泣いているよりも、くだらないことで笑っていたいです。

大好きな11月へ、感謝を込めて。

 

 

最後までお読みいただきまして
ありがとうございました
👋 sachi 👋